今年の母の日は、2021年5月9日(日)。
日頃の感謝の気持ちを込めて、華やかな色と香りのプレゼントを贈りませんか?
木々から取り出した色で染め上げた草木染めストールと、疲れた身体を癒す木の香りのバスソルトセットです。「いつもありがとう」の気持ちと一緒に、ギフトボックスに入れてお届けします。
今年の母の日は、2021年5月9日(日)。
日頃の感謝の気持ちを込めて、華やかな色と香りのプレゼントを贈りませんか?
木々から取り出した色で染め上げた草木染めストールと、疲れた身体を癒す木の香りのバスソルトセットです。「いつもありがとう」の気持ちと一緒に、ギフトボックスに入れてお届けします。
「いまここにあるものでつくる」
https://www.toshiringyou.com/product
都市森林プロジェクトが開設、
街の木を活かし、都市の暮らしの地産地消を実現させる取り組みから生まれた作品が並ぶwebショップで
草木染めと香りの商品を扱っていただけることになりました。
ひとつひとつ心をこめて丁寧につくっています。大切な方へのギフトに、自分へのご褒美に、お選びいただけたら幸いです。
四季をイメージした樹皮で染めた間仕切りカーテンを、素敵なお部屋にお届けしました。
春に花開く桜ソメイヨシノ
夏に瑞々しい実を付けるビワ
秋の訪れをその甘い香りで知らせてくれるキンモクセイ
そして冬の寒空の下でも凛々しく咲くウメの色。
四季の四は、四人家族の四でもあり。
お子さんの成長と共に家族の生活のスタイルも変化し、住み慣れたお部屋の使い方も変わってきたそうです。
天然の染料は人間の目で見える幅以外の色素も含んでいて、曇りの日、晴れた日、部屋に入る光の加減によって表情が変わります。
こちらは晴れた日曜日の様子。
4枚の布を、その暮らしの場面に合わせて、楽しみながら使っていただけたら嬉しいです。
染料に使用した樹皮たちは、街の木ものづくりネットワーク(マチモノ) のイベントでいただいてきたものを使わせていただきました。
家族とお部屋に対する深い愛情を込めてオーダーしてくれたいえはなのゆうこさん、巧みに光を捕らえた美しい写真を撮影して下さったご主人のひろしさん、楽しい機会をありがとうございました!
今年5月に開催されたマチモノ主催の「樹木のお別れ製材・草木染めワークショップ」で、参加者の皆さんと剥いた樹皮を使って、以前にもご依頼いただいた壁の吸音材をカバーするための布地を製作しました。
今回は、お部屋の三方の小壁の部分をカバーする布地を染めました。
ワークショップで皆さんの手で剥いた樹皮。
大きな丸太であったため、たくさんの樹皮が染料として利用できます。
その歳月がつくり出した美しい木目が印象的だったケヤキの木にちなんで、選んだ技法は杢目絞り。
夏休み中だった娘にも手伝ってもらいました。
(玉結び、並縫い、玉止めを家庭科の授業で習ったばかりの小学生にはピッタリの夏休みの課題!)
今回は鉄媒染で。先媒染にするか後媒染の違いで二色が染められます。
布の分量が大量だったため、布をタイル状に分割して30枚を染め縫い合わせました。
設置後、大音量で視聴中のクライアント様。
ご満悦のようで何よりです。
ワークショップから数ヶ月が経ち
時は過ぎ、季節は巡っても
大きな一本のケヤキの木の樹皮から取り出した色が再び
暮らしの中の彩りの一つに加わったこと、嬉しく感じます。
あのとき皆さんの手で製材したケヤキの木材も、またいつか街に戻ってきて
新しい物語を生み出すことでしょう。
そうして街の木の物語は続いていく。想像するとワクワクします。
涼しい風が吹い吹き始めたので、2回目の刈り取り、乾燥させて次の染めの機会に備えました。
早仕舞いして花穂を付けてしまわないように。
雨が長かったり、酷暑が続いたり、急に涼しくなったり、今年の夏も手強かった。
それでも、身に付けるものを染めるには小さな庭でも充分に楽しめる、というのを知ることができたのは大きな収穫でした。
乾燥させた葉っぱを少しずつストックして
次は何を染めようかな、と考える時間も楽しいものです。
藍の種まきからはじめて、自宅で育ててきた皆さんと
藍の葉を持ち寄って、生葉染めを楽しみました。
緑から青へと変化していく様子は何度味わっても飽きません。
刈り取りの季節だけの贅沢な色は、外の暑さを忘れるほどの清涼感。自分の手で育てて染める、一緒に楽しんでもらえる方がいる幸せを噛みしめたひとときでした。
草木染めの会@かに山。
つる性植物の生存競争の激しさに圧倒されながらも、今日のお題は葛(くず)の緑で染める。
梅雨入りに入って間も無くでしたが、雨雲もどこかへ逃げ出してしまったような気持ちのよい初夏の一日でした。
「樹木のお別れ製材・草木染めワークショップ」で草木染め担当として参加させていただきました。
長い間、家主さんの愛情をたっぷり受けてきた大きな一本のケヤキの木。
事情により、邸宅と共にお別れすることとなりました。
これまで景色を見つめてきた樹木に感謝し、最後に樹木を木材化する作業に取り組むイベントが「製材ワークショップ」です。
オーナーさんご家族にもご一緒に参加していただき
一緒に過ごした思い出のお話を聞き
樹木をあらゆる角度から体感します。
その重量感、堅さ、木肌の触り心地。そして樹木の出す色。
伐られた木を昔ながらの道具、大鋸(おが)で製材し、その樹皮を活用し、草木染めをしました。
そこに暮らす家族の成長を見守ってきた大きなケヤキの木からは、オーナーさんが長く大切にされてきた様子を手に取るように感じるほどでした。
様々な事情で止むなくその風景を手放すことがあっても、楽しかった記憶はいつまでも思い出として残ります。
伐られた木で染めた布で、その景色の最後を飾り、
その裏側にある物語を知り、
そこからまた何か新しい物語をつくるためのお手伝いができたことは、この上なく嬉しいことでした。
ケヤキの樹皮を使って染めた布は、目にも鮮やかなピンク色に染まり
その木と長く一緒に暮らしてきたオーナーさんにも、集まって下さる皆さんにも、楽しい記憶に残る一日となりました。