草木染めサラシ抱っこひも

子育ての悩みや相談に乗ってくれる、地域のママたちの強い味方。

調布市のゲゲゲの助産師会さんのプロデュースにより

赤ちゃんのサラシ抱っこ・おんぶ紐を製作しました。


昔ながらの抱っこ紐は、赤ちゃんの成長やママの身体への負担も少なく

今、改めて見直されてきています。


地域に根付いた活動をされている助産師さんが伝えるサラシ抱っこ。

調布にゆかりのある草木で染めたいと考えました。

(染料として使用した樹皮や木のチップはマチモノさんからご提供いただきました)


2種の草木で2パターン。



●枇杷(ビワ)×花水木(ハナミズキ)

枇杷(ビワ)・・・古来より、ビワの木には様々な薬効があることで知られており、乾燥

させると強度が増すビワの木でつくった杖は丈夫で長持ちすることから、「長寿杖」と呼

ばれ縁起物としても活用されています。1年中大きな葉を茂らせ、寒さの中でも逞しく開花

するパワーを持っています。


花水木(ハナミズキ)・・・街の街路樹としてもよく見かける、調布とも縁の深い木であ

るハナミズキ。

春には可愛らしい花が咲き、秋には紅葉し、冬には赤い実を付け四季を感じさせてくれる

多彩な魅力は、人の心を楽しませてくれます。

●藍(アイ)×樟(クスノキ)

藍(アイ)・・・「青は藍より出でて藍より青し」と云われてきたように「藍草で染めた

染料は藍草よりも綺麗な青色になる」ことを転じて「生みの親より子が優れること、師匠

より弟子が優れること」という意味を持っています。子の人生がより一層輝かしいものに

なることを願う親心を表しています。


樟(クスノキ)・・・調布市の木でもある「樟(クスノキ)」の「章」は「高く伸びる」

を表し、生長も早く木の寿命も長いことから各地の神社のご神木として親しまれてきまし

た。樟脳(衣類の虫除け)の原料としても利用されています。

布多天神社で開催された『いろどりマルシェ』で実演販売をしていただきました。

ママと赤ちゃんと信頼できる助産師さんを繋ぐツールとして、お役に立てれば嬉しく思います。

草木の声を染める

肉眼でしか味わえない、その日そのときだけの色。植物が秘めている色彩への好奇心を駆り立てられた経験と、草木が育った時間、環境、物語が重なりあってわき出る色に出会う喜びを綴っていきます。

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